音止の滝

国道139号近くにあり、源頼朝の富士の巻狩りの際に曽我兄弟が工藤祐経(くどうすけつね)の仇討ちを密談。滝の音が消えるように念じたら、その音が見事に止まった、という伝説が残されおり、それが滝名の由来に。すさまじい轟音とともに、勢いよく流れ落ちるさまに、体までゆさぶられてしまうほど。白糸の滝とともに「日本の滝百選」に選定。

曽我兄弟の音止め伝説が残る豪快な滝

白糸の滝の滝壺近くの橋を渡った階段の上に、音止の滝の展望所があります。
また国道139号沿いには、曾我兄弟(曾我祐成・曾我時致)が工藤祐経を討つ時に隠れていたという言い伝えが残る「曽我の隠れ岩」も。

曽我兄弟の仇討
1193(建久4)年5月、源頼朝は、軍事演習を兼ねて富士の裾野で盛大な「富士の巻狩り」を実施。巻狩りには工藤祐経も参加していました。最後の夜の5月28日、曾我兄弟は工藤祐経の寝所に押し入り、酒に酔って遊女と寝ていた祐経を起こして、仇討を果たします。
赤穂浪士の討ち入りと伊賀越えの仇討ちに並ぶ、日本三大仇討ちの一つに数えられています。

歌川国芳『曾我兄弟』

 

音止の滝
名称 音止の滝/おとどめのたき
所在地 静岡県富士宮市原
関連HP 富士宮市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR富士宮駅から富士急静岡バス白糸の滝行きで30分、終点下車、徒歩15分。またはJR新富士駅から富士急行バス快速・特急富士急ハイランド・富士山五合目行きで58分、白糸滝入口下車、徒歩15分
ドライブで 新東名高速道路新富士ICから約17km。または、東名高速道路富士ICから約19km
駐車場 市営白糸の滝駐車場(100台/有料)
問い合わせ 富士宮市観光協会 TEL:0544-27-5240
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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